2号警備業界の国家資格にはどのようなものがあるか?
警備業法に定められた2号警備業の国家検定資格には2種類あり、各資格には1級と2級があります。
【2号警備国家資格】
- 交通誘導警備業務検定
- 雑踏警備業務検定
交通誘導2級を取得することのメリット
高速道路や国道などの一般道で警備業者が交通誘導警備業務を行う場合は、交通誘導警備業務検定2級以上に合格している警備員の配置が必要となります。そのため、資格を保持しておくと2号警備業界の現場で重宝されます。
交通誘導2級を取得するには?
交通誘導2級を取得するための試験には「学科試験」と「実技試験」の2種類を受験する必要があります。それぞれの試験範囲は以下の通りです。
【学科試験の出題範囲】
- 警備業務に関する基本的な事項
- 法令に関すること
- 車両等の誘導に関することある場所における負傷等の事故
- 工事現場その他人又は車両の通行に危険の発生した場合における応急の措置に関すること
【実技試験の出題範囲】
- 車両等の誘導に関すること
- 工事現場その他人又は車両の通行に危険のある場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること
AI交通誘導システムにはどのような資格が必要であるか?
AI交通誘導システムを使用するには、全国交通誘導DX推進協会が出している「取扱責任者認定資格」もしくは「オペレーター認定資格」を取得する必要があります。これらの資格の試験範囲は以下の通りであり、単なるシステム操作の資格試験といった意味合いだけでなく、警備の知識とAI警備の2つの知識を持つ人材育成を目的としております。
【座学の範囲】
- AI警備に対する理解
- システム機能に関する理解
- 取扱責任者としての提案方法
- トラブルシューティング方法 …etc
【実習の範囲】
- 組立・設置方法 〜 操作方法 …etc
まとめ
2号警備の国家資格には交通誘導と雑踏で2種類あり、取得することで、高速道路や国道などの一般道で交通誘導警備業務を行うことができます。また、全国交通誘導DX推進協会が出している認定資格を取得すれば、AI交通誘導システムを使用することができ、警備の知識とAI警備の2つの知識を持つ人材になれます。